アルドステロンブレイクスルー

2015年8月1日

第4回の生涯教育セミナーに参加してきました。この、勉強会に参加している理由の一つが製薬会社のかたよった情報ではなく、公平、公正な情報を知りたいからです。製薬会社は薬を売るのが仕事です、そのために自社の製品に都合の良いデーターを強調してパンフレットにし、学術講演会と称して勉強会を開いています。内容には、偽りはないと思われますが、その薬を使うことでのデメリットは発言しないようになっています。

降圧剤の代表的な薬のARB(アンジオテンシンII受容体阻害薬)の降圧と臓器保護効果はアンジオテンシンIIおよびアルドステロンの心血管作用の抑制による。その効果は投与期間中持続するが、一部の症例では投与後にいったん抑制されていた血中アルドステロン濃度が治療の前値を超えて上昇することがある。これを「アルドステロンブレイクスルー現象」と称されている。いったん抑制されていた心肥大や蛋白尿が再び治療前の状態に戻ることがある。

今回の口演は心臓外科の先生の術後心不全に対する対策のため、ハンプを中心とした話でしたが、その関連でアルドステロンブレイクスルーについて触れられました。
血圧のコントロールが良好であった患者さんが血圧が不安定になる症例を経験し、種々の原因を検索するのですが、アルドステロンブレイクスルーについても注意をはらう必要がありそうです。

Posted in 院長ブログ | Tags:

コメントをどうぞ